この数ヶ月間、室内に缶詰めになって長時間ぶっ続けで画面をにらんで過ごした結果、睡眠スケジュールがめちゃくちゃになってしまいました(身に覚えのある人もいるかと)。そういったわけで米PepsiCo(ペプシコ)社が、緊張をほぐしてリラックスを促すという夜に飲むドリンクを新発売すると聞いた時は興味が湧いたんです。残念ながらこのドリンクは期待外れだったようです。 【全画像をみる】いい香り。ノンカロリー。でも味は石鹸。米国のリラクゼーションドリンクDriftwellを飲んでみた Driftwellはいかにも眠気を誘う効果がありそうな商品名ですが、実際には睡眠補助薬ではないと同社は語っています。その代わり、人々が一日の終わりにストレスを緩和できるように作られているとか。夜にもっとリラックスできれば、自然と眠りに落ちやすくなるという考えです。いわゆる機能性飲料というカテゴリーはちょっと退屈そうですが、同市場は過去数年の間にひそかに成長しており(パンデミックによって少し下降するまでは)、何らかの方法で健康や気分の改善をサポートする目的の、増えゆくエナジードリンクやヌートロピクス、そして数多くの市販の混合飲料が存在します。 Driftwell これは何?:就寝前に緊張をほぐしたり、リラックスしたりできるようサポートするのノンカロリー飲料 価格: 10缶入りで23ドル 好きなところ: いい香り、ノンカロリー 好きじゃないところ: 石鹼みたいな味。厳密には睡眠サポートを意図しているわけではなく、他の製品と比べて効果は微妙
効果は微妙
Driftwellの鎮静効果はマグネシウムとL-テアニンの含有によるもので、後者はすでにメンタルヘルス促進とストレス軽減を約束すると一部の研究で示されています。そしてL-テアニンが昔から心を落ち着かせると言われてきた緑茶にも含まれていることを考えると、Driftwellはリラックス効果を高めるから入眠をうまくサポートするという同社の主張はそれほど大げさではなさそうです。 この製品をテストするにあたって、実際にDriftwellがどれだけ効果的か(そうでないか)をしっかり把握するべく、睡眠補助を謳う他の製品も買ってみました。試してみたところ何だかバラつきのある結果で、どちらかというと微妙でした。就寝時間の1、2時間前にテレビを見たりゲームをしたりしながら同商品を流し込んだという状況では、ほとんど何も気づきませんでした。効果に気付いたのは、照明を全部消してベッドに入って7.5オンス(約220ml)の缶を飲み干し、読書するかスマホで動画を見てた時だけ。そうなってようやく眠りに落ちる感覚を得たのですが、少しの準備を要しただけでなく、プラセボ効果の可能性を除外できません。 Driftwellにとっての厄介なのは、睡眠ドリンクのSom SleepとProper社製の睡眠サプリ(GABA、メラトニン、セイヨウカノコソウの根などに加えてどちらもマグネシウムとL-テアニンを含む処方)と比べた際に、SomとProperの方が本当の眠気にほぼ近い顕著な鎮静効果をもたらしたこと。これらの製品はどれも、概日リズムが本当にぐちゃぐちゃになっている人にとっての特効薬ではないとは認めますが、ちょっとした運動と組み合わせた場合、やはりSomとProperの方がDriftwellよりも断然効果的でした。
いい香り。ノンカロリー。でも味は石鹸。米国のリラクゼーションドリンクDriftwellを飲んでみた(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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