調理ロボットを開発するTechMagicは、飲食店向けにアルコールドリンクを自動で提供するロボットの研究開発を2020年から手がけている。現在、原理検証(PoC)が完了し、実証実験に向けて調整を進めており、2021年下半期には実際の店舗に導入する予定だ。
これまで、ビール・ウイスキー・氷などの専用ディスペンサーは存在したが、複数のドリンクメニューを1台で、かつ自動で提供できるものはなかったという。
これに対し、このロボットでは、ロボットアームが各ディスペンサーから必要材料を自動で抽出し、組み合わせることで、複数種類のドリンクを自動で提供できるそうだ。
また、移動中のグラスをあえて傾けることにより、液体がこぼれないようにすることに成功。これにより、ドリンク1杯あたり30秒で提供できるとしている。
さらに、ドリンクグラスを供給する機構を備えており、ドリンクを注ぐ直前でグラスを急速冷却。紙コップやプラスチックコップではなく冷えたドリンクグラスが使用できるので、触感のクオリティを落とすことなく本格的なドリンクを提供できる。
アルコールドリンクの提供に必要な最小単位のロボットユニットで設計されているので、それらを組み合わせることで様々な店舗への導入が可能な仕様になっている。
1台で複数のアルコールドリンクを 自動で提供できるロボットアーム | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア - AXIS
Read More
No comments:
Post a Comment