函館市住宅都市施設公社と北海道コカ・コーラボトリング(札幌)はこのほど、五稜郭公園のサクラの保護に役立てようと、同公園内にチャリティー自動販売機を設置した。飲料のほかサクラ柄のオリジナルグッズを販売し、収益を害虫抑止対策に充てる考えだ。
2者による協働事業として、サクラ保護に賛同した同社が自販機本体を無償で貸し出し、管理を同公社が担う。一の橋前の広場付近に4月22日に設置した。商品として、道内限定デザインのコカ・コーラ商品のほか、オリジナルグッズとして、サクラ豆絞りと飲料のセット(600円)、ポストカードとボールペンセット(同)、厚手コットン生地を使用したマルシェバッグ(900円)が購入できる。 同公社によると、五稜郭のサクラでもガの仲間「コスカシバ」の幼虫による食害がある。ハチに擬態する成虫は秋にタマゴを産み、幼虫は樹木の形成層を食べて成長。翌年の6月下旬頃から羽化するサイクルを繰り返す。幼虫による食害が進むと木が病気になりやすくなるという。 サクラと共存する益虫にも影響を与える殺虫剤での駆除ではなく、「フェロモントラップ」を仕掛け、雄が雌を探せないようにして交尾をさせない手法で、発生抑止を図る。この経費に自販機の収益を活用する。 設置がサクラの見頃時期も重なったことから、自販機も多くの人の目に止まり、商品の売れ行きは好調に推移しているという。同公社花と緑の課は「大型連休期間中もかなりの方に利用いただいた。サクラの保護に役立てたい」としている。
ドリンク飲んでサクラ守ろう 五稜郭公園にチャリティー自販機設置(函館新聞電子版) - Yahoo!ニュース
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