砂糖が入ったドリンクは大腸がん発症のリスクを上昇させる
研究者は、1日に甘いドリンクを2本以上飲む女性は、週に1本以下の女性と比べて、50歳までに大腸がんを発症するリスクが2倍であることを発見した。 1日あたり約237mlの甘いドリンクを飲んでいると、早期に大腸がんを発症するリスクが16%高かった。一方、13歳~18歳の女性が1日あたりその量を飲むと、リスクは32%高くなった。全体として、109人が早期発症型の若年性大腸がんと診断された。 研究の主筆者で、ハーバード大学 T.H. Chan School of Public Health 主任研究員のジンヒ・ハー博士は、こうしたドリンクには、ソフトドリンク、フルーツドリンク、パンチ、甘さを加えたアイスティーなど、砂糖や果糖の多いコーンシロップ入りの炭酸および無炭酸ドリンクが含まれると説明する。 砂糖の摂り過ぎが体に有害であることは科学者はわかっているが、こうした甘い飲料が若年性の大腸がんに正確にどう関係しているのかは、まだわかっていない。 ハー博士は、同じカロリーの固形食は甘い飲料より満足感があり、それが食べ過ぎにつながると仮説を立てている。結果的にそれが肥満やインスリン抵抗性、2型糖尿病につながる可能性があり、どれも全体的ながんのリスクを高める。 実際、大腸がんの主な要因の一つは西洋型の食事をすることで、加工食品が多く、腸に優しい繊維質に乏しいのが典型だ。 リスクを大幅に減らすには、甘いドリンクを水やミルク、あるいは砂糖を加えないコーヒーかお茶に替えること。そして、食生活を見直してみることだ。ハー博士は、大腸がんのリスクを高める赤い肉や加工肉を食べる量を減らし、飲酒量を控える(女性の場合は1日1杯、男性は2杯)よう勧める。
「甘いドリンク」は要注意、若年層の大腸がん発症のリスクを急上昇させる可能性と米専門家が示唆(Harper's BAZAAR(ハーパーズ バザー)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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