運営する東京・豊島区のホテルでは、チェックインの際に接種したことを証明する書類を提示すれば、最も安いシングルの部屋では、3500円の宿泊代金が3200円になり、300円割り引きされます。
このホテルは、ことしに入ってから、利用客は感染拡大前のおととしの半分以下に落ち込んでいるということで、割り引きサービスでワクチン接種を促しながらビジネス需要の回復につなげたいとしています。
R＆Bホテル大塚駅北口の小林郷美マネージャーは「コロナ前の状態に早く戻ってもらうためワクチン促進を手助けしたい。割り引きで喜んで泊まってもらうことで少しでも活気を戻したい」と話していました。
一方、大手居酒屋チェーンでは、2回のワクチン接種を済ませた来店客には、1杯目のドリンクを1円で提供するというサービスを始めています。
この会社では、運営する全国1400店余りの居酒屋などのうち、およそ1000店が休業を余儀なくされています。
さらに、営業を続けている店舗でも、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域では、酒類を提供せずにソフトドリンクやノンアルコールカクテルを提供していて、会社では、こうしたサービスを通じて感染の早期収束につなげたいとしています。
モンテローザの藏田昌彦エリアマネージャーは「酒類の提供停止や営業時間の短縮など行政の要請にしたがった営業を続けていますが、特典をきっかけに接種がスムーズに進み、感染が1日も早く収束するよう願っています」と話していました。
1杯目のドリンクが1円 ワクチン接種者に特別サービスの動き - NHK NEWS WEB
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